ケツ日記

子育て主婦の女性目線での痔持ちの記録。

入院。2日目 手術当日

朝の下剤を二回繰り返し、泣きながら排便に耐えた後は、手術着に着替えて点滴をされた。

10時から14時まで、特にすることも無くテレビをダラダラ見て過ごした。


14時に看護師さんが迎えに来て、一度ナースステーションで血圧と体温を計測。パンツを脱いで、頭に帽子を被った。麻酔に備えての筋肉注射を打たれる。説明されたけどよく覚えていない。久しぶりの筋肉注射はやっぱり痛かった。

準備のため暫く待たされた。とは言っても10分くらいだったと思うけど、3倍くらい長く感じた。

手術室へ通されると、まず手術台の上に座った。背中を丸めて、腰椎麻酔をどこに刺すか探られる。何度も爪で跡をつけられるのが痛かった。背中全体を入念に消毒される。細い針を刺しますと言われて、チクッとしたら一度停止。髄液が出てくるのを待つらしい。それを確認したら麻酔薬が入れられた。温かいような感覚が足に伝わってくる。

手術台へはうつ伏せの状態で寝そべり、右腕に血圧を測るベルト。左手人差し指に機械を付ける(無知なので何をみる装置かは知らない)

足先の感覚がだんだんと消えていくのが分かった。指をそっと動かすけど、それもやりにくくなってくる。先生が「足を消毒しますね。これ冷たい?」と言って拭いているけど、擦られている感覚はあっても温度は分からなかった。「じゃあこっちは?」と太ももの方も触られるとそっちは冷たかった。「麻酔効いてきたね。そろそろ始めよう」とカチャカチャ金属の音が聞こえてきたところで、看護師さんが私の耳にイヤホンをつけてくれた。

BGMはJ-POPのオルゴールバージョン。10年以上前のヒット曲が延々と流れていた。


引っ張られたりする感覚は分かるからと事前に言われていたのもあったので、手術中気分が悪くなることなどは無かった。ただ、結構ガシガシやるんだな〜とぼんやり考えていた。下半身の感覚は無いし、なんだか暖かくてウトウトしていたら、曲が終わってしまった。新しいCDに変えてもらったが内容は同じようなものだった。二度目の睡魔に襲われていたら「じゃあこれでOKかな」という声が聞こえて、手術が終了したのが分かった。

先生が血のついた手袋のまま銀色のお皿を持って近づいてくる。