ケツ日記

子育て主婦の女性目線での痔持ちの記録。

経歴。7

私のお尻の状態は現在、

「内痔核」「肛門ポリープ」「慢性裂肛」「見張りイボ」が存在する状態。


『ポリープは手術で取るしか方法はない。裂肛も、かなり深いから自然に塞がる事は無いと思う。手術するとなると、あなたの場合は最低でも1週間は入院になる。でも別に今すぐしろと言うわけではなくて、別に放っておいても死ぬようなものではないから( ^ω^ )』


と、笑顔で言う担当医に「気持ちとしては明日にでも手術で取ってほしいんですけどね〜」と伝える。

この話をされた時、私のこどもはまだ生後10ヶ月。夫は協力的だが基本的に私のワンオペ育児。しかも母乳も飲んでいた。1週間離れるのは不可能だということも伝えた。

薬で悪化しないように症状を抑えて、時が来るのを待つことにした。




だいぶ長くなったけど、これが私の痔の経歴。もう、15年の付き合いになるんだなぁ。

そして今月末、ついに手術を迎える。

経歴。6

無事に出産を終えて育児が始まると、目の前の未知なる生物を生かすことばかりに集中していたので、どんな生活をしていたかがあまり思い出せない。必死だった。お尻が痛い感じはそこそこにあったけど、それどころではなかった。

産婦人科を退院する直前、こどもを取り上げてくれた助産師さんに早く治療した方がいいと言われていたけど、またあの病院に行くのかと思うと嫌でたまらなくて先延ばしにしていた。


排便後にイボが出る→手で押し込むという作業がいつもの事になってしまっていた。

産後3ヶ月頃、イボが戻りにくくなった。なんとか押し込むも、最後のかたまりがお尻の中に戻る時にブツンとした衝撃ととんでもない痛みがするようになった。何日かそれを繰り返した。痛みは半日くらい続いた。

後で知った事だが、イボだけではなくポリープも外に出てしまう状態で、イボが先に肛門内に戻っていたので、ポリープが引っ張られて中で裂けていたようだ。考えただけでも恐ろしい。いまこうして文字にしていてもお尻がゾワっとする…


こうして私の裂肛はどんどん悪化していった。


友人で、出産で痔になったと教えてくれていた子に相談した。とても痛くてツライ。以前話してくれた、産院で教えてもらった病院を教えてほしいと話したらすぐに教えてもらえた。場所を確認して、すぐに病院へ向かった。


とても小さな病院だった。でも院長と常勤の先生は専門医だと知ってホッとした。

診察もとても丁寧だった。一言一言が優しい。「中を見ます。指を入れるから力を抜いて下さい」とか「ここは痛い?そうだよね〜ごめんね〜」とか、本当に些細なことだったけど、それが嬉しかった。出産前に行った病院はそんな一言も配慮も何も無かった。


担当の先生が言うには、裂肛がかなり深くまでザックリいっている。薬は3種類あるけど、どれが合うかは試してみないと分からないから、少し様子を見ましょう。との事。

1週間おきに薬を変えていき、一番麻酔効果があって作用も強いらしい「ヘモレックス軟膏」で落ち着いた。(その前に試した2種類の薬の名前は、お薬手帳を紛失したので不明)


排便後のズキンズキンという痛みも、これを塗ってイボ様を押し込んで、更に注入するとほんの数分で痛みが治まった。

経歴。5

処方された薬は早々に使うのをやめた。薬局に電話する気力も無かった。

鈍い痛みが体の中でずーんずーんと延々と続き、日常生活が送れなかった。お尻が痛い。とにかく痛いのだ。ずっとベッドの上でゴロゴロのたうちまわり「痛いよ〜痛いよ〜」と声に出して泣いた。それほど痛かった。食事もとれなかった。ベッドの脇に水とウィダーインゼリーを置いてやり過ごした。

とんでもない痛みは3日くらい続いた。この時医者に行けば良かったのかな。人生で初めて味わう壮絶な痛みを植え付けられたあの病院へもう一度行くなんて、とても考えられなかった。完全にトラウマ。

結局1週間寝込んだ。その間に4キロ痩せた。水を飲んだだけでも太ると言われる生産期にこれだけ痩せるのなんてなかなか無いんじゃないかな…


痛みが落ち着いて来たとは言え痛いことに変わりはなく。産婦人科で内診を受けた時にお尻が痛むことも…

出産の一番の恐怖が、私のお尻は耐えられるのかという所ばかりだった。


陣痛が来た時、途中まではお尻が痛い方が辛かったなって思っていた。もちろん出産の痛みに勝るものはなかったけど。

助産師さんが大慌てでお尻を押さえてくれたけど、かなりのサイズよ…ってドン引きしてて申し訳なかったな…

タンポンに薬を塗り込んだ物をお尻に刺して置いておくような感じの処理をされる。


後陣痛がツライという話も聞いていたけど、私はお尻がとにかく痛くて、苦しくて眠れなかった。

排便するとイボ様が現れるのは変わりなかったけど、やはり出産後は戻しやすかった。