ケツ日記

子育て主婦の女性目線での痔持ちの記録。

経歴。6

無事に出産を終えて育児が始まると、目の前の未知なる生物を生かすことばかりに集中していたので、どんな生活をしていたかがあまり思い出せない。必死だった。お尻が痛い感じはそこそこにあったけど、それどころではなかった。

産婦人科を退院する直前、こどもを取り上げてくれた助産師さんに早く治療した方がいいと言われていたけど、またあの病院に行くのかと思うと嫌でたまらなくて先延ばしにしていた。


排便後にイボが出る→手で押し込むという作業がいつもの事になってしまっていた。

産後3ヶ月頃、イボが戻りにくくなった。なんとか押し込むも、最後のかたまりがお尻の中に戻る時にブツンとした衝撃ととんでもない痛みがするようになった。何日かそれを繰り返した。痛みは半日くらい続いた。

後で知った事だが、イボだけではなくポリープも外に出てしまう状態で、イボが先に肛門内に戻っていたので、ポリープが引っ張られて中で裂けていたようだ。考えただけでも恐ろしい。いまこうして文字にしていてもお尻がゾワっとする…


こうして私の裂肛はどんどん悪化していった。


友人で、出産で痔になったと教えてくれていた子に相談した。とても痛くてツライ。以前話してくれた、産院で教えてもらった病院を教えてほしいと話したらすぐに教えてもらえた。場所を確認して、すぐに病院へ向かった。


とても小さな病院だった。でも院長と常勤の先生は専門医だと知ってホッとした。

診察もとても丁寧だった。一言一言が優しい。「中を見ます。指を入れるから力を抜いて下さい」とか「ここは痛い?そうだよね〜ごめんね〜」とか、本当に些細なことだったけど、それが嬉しかった。出産前に行った病院はそんな一言も配慮も何も無かった。


担当の先生が言うには、裂肛がかなり深くまでザックリいっている。薬は3種類あるけど、どれが合うかは試してみないと分からないから、少し様子を見ましょう。との事。

1週間おきに薬を変えていき、一番麻酔効果があって作用も強いらしい「ヘモレックス軟膏」で落ち着いた。(その前に試した2種類の薬の名前は、お薬手帳を紛失したので不明)


排便後のズキンズキンという痛みも、これを塗ってイボ様を押し込んで、更に注入するとほんの数分で痛みが治まった。