ケツ日記

子育て主婦の女性目線での痔持ちの記録。

経歴。4

ホルモン注射の影響なのか妊娠発覚当時の私は1ヶ月1キロのペースで太っていた。運良く治療3ヶ月で妊娠できたが、あっという間に3キロ太った。BMIを計算すると24。一応標準の範囲内ではあったが、参院では苦い顔をされ、出産までに太り過ぎないように指示を出された。


妊娠は順調に進んだ。つわりに振り回され、仕事中には腰痛が酷く、立ちっぱなしは体にこたえたので、妊娠5ヶ月で退職した。


そして臨月になった時、イボ様が突然暴れ出した。

少し便秘気味だったので、トイレにこもりがちになった私は、何度か頑張っていきんで排便した。すると、激痛と共に、今まで触れたことの無いような大きさのイボが飛び出ている事に気が付いた。小さめの鶏卵くらいあったと思う。

毎日排便のたびにイボが飛び出た。その都度お尻の中へ押し込むのだけれど、大きくなったお腹の腹圧のせいか、ひどい時は半日以上戻らなかった。

産婦人科で何度も薬を貰ったが、今月の処方できる上限になってしまったから、どうしても欲しいなら保険外の実費で…と言われて断った。

イボ様の痛みや戻りにくさは日に日に悪化していった。


痛みとイボの戻らない状況に耐えられなくなり、近くの肛門科もやっている外科へ行った。

乱暴に診察されたのか、とても痛かった。

外痔核、内痔核、裂肛、裂肛によってできたポリープがあると説明を受ける。妊娠中は手術は出来ないから、薬を処方された。

ギュウギュウとイボを押されてお尻の穴へ詰め込まれたせいか、何もしなくても鈍い痛みが続いた。処方された薬は、注入すると酷く痛んでお尻に火がついたようだった。

経歴。3

職場の男性の先輩がある日突然、切れ痔でツライんだという話をしてきた。実は私も…!とお互いカミングアウトし、痛かった報告などをしていた。月に二、三度は出血していた。先輩に「薬塗ってるか?」と言われてそこで初めて、薬を塗るという考えが浮かんだ。薬局でボラギノールを買い、イボが飛び出た時だけ患部に塗ったけど、滑りが良くなる程度の感覚で、それが効いているようには感じられなかった。


3年ちょい働いた職場だが、上司との不仲や体の不調でだんだんとストレスが溜まり、精神的に病んできたので退職した。

その時にお付き合いし同棲していた彼氏(今の夫)と婚約していたので、その婚約者の両親が経営するコンビニへアルバイトとして働くようになった。


ここでまたもや事件。コンビニの仕事も、基本立ちっぱなし。冷蔵庫の中での作業や重たい荷物の上げ下ろしが多くて、仕事中にも関わらずイボ様がちょいちょい現れるようになっていた。


今頃言うが、高校生の頃から冷え性を患っていた私はとても生理痛が酷く、スーパーの店員の時は仕事を休むほどにつらかった。コンビニに来てもそれは変わらず、妊娠も希望していたので病院へ検査に行った。


ホルモンのバランスが悪い。ひと月おきにしか排卵していないと医者から告げられる。この時27歳。あっという間に不妊症とカルテに書かれた。

ショックだったけど、運動習慣をつけるようにして、処方された漢方薬を飲み、ホルモン注射を打ち、なんとか妊娠する事が出来た。


治療中は体を冷やさないように注意していて、便秘や下痢もせずすこぶる健康体だった。


問題はここからだった…

経歴。2

今思えば、実家はとても寒かった。暖房器具が、茶の間のコタツしか無かった。自分の部屋では基本的に猫を抱いて布団の中で過ごしていたなぁ…


大学に入学すると、一人暮らしが始まった。毎晩遅くまでバイトして睡眠不足。お風呂はガス代と水道代の節約のために毎日シャワーだけ。野菜はあまり食べず、基本的に白米とお菓子ばかり食べていた。お酒も当時は付き合いで飲みに行ったり、今振り返るとひたすら痔を悪化させる行動ばかりだったなぁ…


彼氏ができて、真冬でもスカートでディズニーで丸一日遊ぶとかも良くやった。

大学後半になると、国家試験が卒業後に控えていたため、10時間座りっぱなしはザラだった。


試験には落ちてしまったけど、食品スーパーのお惣菜部門に就職した。

ここがまた、想像以上に寒い環境だった。

社員の仕事は、まず早朝に荷物の検品としまい込み。お惣菜の揚げ物はほぼ冷凍食品。冷凍庫は、冷蔵庫内に扉があって、その更に奥にあった。1人で5キロから10キロくらいある段ボールを台車山盛りしまい込む。毎朝引越ししてるみたいだった。そして寒い。フライヤーで揚げていれば上半身は暑くなったけど、それは基本的にパートさんの仕事だったし。私はパック詰めと売り場への陳列、みんなへの指示だった。

ユニホームだけでは寒くて、下にジーパンを履いていた。今となってはこれもよく無かった。10時間以上立ちっぱなし。そしてズボンの締め付けで、冷え性はどんどん悪化。太ももは死人みたいに白くて冷たくて、カイロを足に貼っても足は温まらず、カイロが冷たくなるばかりだった…

それでも湯船には週に3日くらいしか入っていなかった。

相変わらず食生活も野菜が少なくて、運動習慣は全然なかった。


時々、お尻の穴から大豆くらいのサイズのイボ様が現れて、戻しても戻しても出てきて、下着にこすれて痛い思いなどした。でも気がついたら現れなくなるので、特に何も薬などは使わずに放置していた。